私たちの考え | こどもサポートはるかぜ

子どもたちの毎日は、小さな「できた！」であふれています。

昨日までは「やらない！」と言っていた子が、今日は自分から挑戦してみる。
「ありがとう」と口にするのがちょっと照れくさそうだった子が、ふいにスタッフや友だちに言ってくれる。
靴をそろえられた、片付けができた、最後までやりとげられた。

大人から見ると、本当にささいなことかもしれません。
でも、その一歩を見つけたら、私たちは一緒になって拍手して、笑って、一緒に喜びます。
その瞬間、子どもは「なんか、うれしい！」と自信を持ち、次の挑戦へとつながっていくからです。

そして不思議なことに、その喜びは子どもたちだけにとどまりません。
「よくがんばったね！」と声をかけながら、気づけばスタッフ自身もあったかい気持ちになっている。
昨日より少し成長したのは、子どもたちだけでなく、私たち自身かもしれません。

だからこそ、「できた！」の瞬間を毎日祝い続けます。
それが子どもたちの力になり、そして私たちにとっての原動力にもなっているのです。

支援は、子どもの前に立って「こっちだよ」と引っぱることでも、後ろから「早く行きなさい」と押すことでも、教科書に沿って何かを教え込むことでもありません。
大事なのは、ちょうどいい距離で隣にいることです。

初めてのことに挑戦するときに「やってみたい」という気持ちを応援する。
うまくいかずに立ち止まったときに「大丈夫だよ」と声をかける。
それだけで子どもたちは「やってみてもいいんだ」と安心して次の一歩を踏み出せます。

支援は、特別な魔法のような技術ではありません。
「手伝おうか？」と声をかけるタイミングや、そっと見守って待つ勇気。
すぐに結果が出なくても、その時間を一緒に過ごすこと自体が支えになります。

そうした繰り返しの中で「自分でできた！」という気持ちが育っていきます。
そのたびにスタッフも学んでいます。
「急かさずに待つ方がよかったね」「この声かけで安心したんだね」――そんな気づきが、次の関わりにつながるのです。

だから支援は、子どもたちと一緒に歩くことに近いのかもしれません。
ときには先を歩き、ときには後ろから見守り、でも一番多いのは横に並んで一緒に歩くこと。
その関わりがあるからこそ、子どもたちは「また挑戦してみよう」と思えるのです。

「寄り添う」と聞くと、特別なことをしないといけないように思われるかもしれません。
でも、寄り添うとは、子どもと同じ気持ちを味わうことに近いのだと思っています。

たとえば、うまくいかなくて机に突っ伏してしまったとき。
「頑張れ！」と励ますのではなく、まずは隣に座って「悔しいね」と気持ちを分かち合う。
そのあとに「次はどうしようか」と一緒に考えていく。
そんな関わり方が、子どもにとっての安心感につながります。

成功を一緒に喜ぶことだけではありません。
失敗して落ち込む姿も、悔しくて涙がこぼれる瞬間も、そのまま受けとめること。

そして実は、スタッフ同士も同じです。
「今日は大変だったね」「ありがとう、助かったよ」と声をかけ合い、時には一緒に笑い、時には悩みを共有しながら働いています。

特別なスキルや立派な言葉ではなく、隣にいて同じ気持ちでいること。
その積み重ねが、子どもたちにも、私たち自身にも「またやってみよう」という勇気を生み出してくれるのだと思います。

子どもたちの小さな一歩を見つけて、一緒に拍手して、笑顔で「できたね！」と声をかける。
そんな日常を一緒に積み重ねてくれる仲間を探しています。

求めているのは、子どもと関わった経験を活かし、遊びや学びの場を支える力を持ちたい方です。
保育や教育、心理や福祉の知識や経験はもちろん大切ですが、何よりも「できた！」を一緒に喜べる心が、本当に子どもたちの力になるのだと思います。

まずは見学やお話からでも歓迎します。
あなたの経験と笑顔が、子どもたちにとっての大きな力になります。

一緒に、子どもたちの「できた！」を積み重ねていきましょう。

次は「仕事のリアル」をご紹介します。

日々のやりがいや、お仕事を始めたきっかけをスタッフにインタビューしました。
読んでいただければ、現場ならではの空気をきっと感じていただけるはずです。

ぜひ続けてご覧ください。

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